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上海散策(2004)

0001. MM 2005/09/30_17:14:20
photo1 上海は案外近い。距離的には沖縄とそれほど変わらない。その割には航空運賃が妙に高い。ノースウエスト航空なら時間帯は悪いが約4万円位からある。しかし便利な全日空は最低でも10万円前後する。上海まで無料航空券で行く場合、ワールドパークス(ノースウエスト航空)でもスターアライアンス(全日空)でも同じ2万マイルが必要だ。同じマイル数ならスターアライアンスの全日空を利用した方が、絶対得なのはいうまでもない。そんなわけで出発直前にユナイテッド航空に全日空で予約できるか電話を入れてみた。この時期はすいているのか出発時の朝一番の便以外はすべて空いているらしく簡単に席が確保できた。
photo2 全日空は予約が直前にとれた割には結構混雑していた。ビジネスクラスも満員だ。機材はB767で座席にはゲームもできるパーソナルテレビが付いている。しかし短時間のフライトではあまり必要ない。機内食は量も多く日本人用に作られているので食べやすくおいしい。アルコール類も無料だ。そこまではよかったが、あまり客室乗務員のサービスはよくなく、機内食のトレーを回収に来たあと手元に残ったコーヒーカップは上海に着陸しても回収に来ない。結局そのままだ。頻繁に客室の見回りには来る必要がある。それは基本だと思う。寝ていたら入国カードをもらいそこね、それをもらおうとしたが忙しそうに通り過ぎるだけでは声もかけにくい。
photo3 到着ロビー前のバス停から上海市内行「5路」のバスに飛び乗り、すぐに走り出した。中国の空港バスはわかりやすく安いので便利だ。バスで浦東地区の東方医院の停留所で降りる事にした。今夜の宿は七年前にも泊まった浦江飯店に行こうと思う。スムーズに行くには浦東側から地下鉄に乗り換えて、川をくぐり南京路の東端にある「河南中路」駅で降りて歩くのが速くてわかりやすい。地下鉄はラッシュ時で悲惨な状態かと思ったが、それほどではなかった。ただし逆は超満員だ。相変わらず乗る人と降りる人が同時に行動に出るので駅に到着するたび扉の周辺は大混乱だ。こういう風景は中国らしく日本ではない光景なので見ている分にはおもしろい。
 
photo4 地下鉄「河南中路」駅でおり、地上へ出た。上海のメインストリート南京東路。人が多い。でも歩道はゴミも落ちておらず、中国のマイナス部分はなくなりつつある。と思っていたらバイクのおばさんと歩行者が横断歩道上で衝突しバイクは転倒、歩行者も吹っ飛んだ。でもたいしたことなさそうでさっそく口論が始まった。こういう風景は相変わらずだ。

0002. MM 2005/09/30_17:18:11
photo1 すでに日は沈みライトアップされたバント地帯を歩き、浦江飯店に向った。空港から二時間。やれやれこの宿はフェリーターミナル以外からは遠すぎる。扉を開けフロントにドミトリーはあるか確認してみた。しかし「没有!!」と冷たい返事が返ってきた。ないらしい。これ以上服務員に話しかけてもむなしいだけだ。シングルルームなら有るらしいが極端に高くなるのでやめた。
photo2 実はもう一件安い宿に心当たりがあるのだが、正確な場所を確認してこなかったことに少し後悔した。とりあえず外灘(バンド)を南へ歩いた。ライトアップされた建物が美しい。途中和平飯店というのがあった。高そうだが中に入り値段を聞いてみた。しかし100$以上した。ガイドブックを見たら5つ星のホテルだった。意味もなく中途半端な高級ホテルには泊まれない。さらに外灘を南へ歩いた。上海ほど安宿の少ない街もめずらしい。何も知らないと悲惨な事になる。当てもなく途方に暮れているとふと「HOSTEL」という看板が目に入った。場所は「福州路」を入ったとこだ。ここか。旅行人の書き込みで見かけた安い宿は。
photo3 「キャプテンホステル(船長酒店)」。フロントのスタッフは安宿では珍しくフレンドリーで中国人らしくなく薄気味悪いが、英語も通じ居心地は良さそうだ。ドミトリーに空きがあり、一泊50元(680円)と浦江飯店より安い。しかし案内された部屋は屋根裏部屋で一人あたりのスペースはかなり狭い。値段相応の宿だが野宿しなくてすんだだけマシだ。でも場所的には浦江飯店よりかなり便利なのでここに来てよかった。浦江飯店に行く意味は七年前にも泊まったからというだけでそれ以外あそこにこだわる必要は何もなかったのだ。
photo4 部屋に荷物を置いて外灘の夜景を見るため散歩に向った。僕が一眼レフカメラをぶら下げていると中国人のおのぼりさんから写真を撮ってくれと頻繁に声がかかる。そのカメラのほとんどが日本製のデジタルカメラだったのが驚きだ。中国のITの進歩はこんなとこからも伺える。

0003. MM 2005/09/30_17:24:01
photo1 早朝の外灘の名物は太極拳だ。黄浦公園ではおじさんおばさんがきれいに並んでラジオ体操のごとくラジカセから流れる音楽にのって体を動かしている。中国服に身を包み中国らしいいい雰囲気がでている。対岸の浦東地区の高層ビル群の風景をバックにすると少しミスマッチだ。かといって外灘のコロニアル建築でもちょっと違う気がする。
photo2
photo3 上海最安値の宿から最高級のホテルへ移動することにした。徒歩でホテルに行くのも不自然なので最初はタクシーで乗りつけることにした。
上海で初日に滞在したキャプテンホステル(船長酒店)室内と部屋からの眺め。
photo4
タクシーはナンバープレートの番号によってトンネルを通行規制されているので通行可能な下一桁が偶数のタクシーに乗り込んだ。しかし昼間の街中は大渋滞だ。トンネルに入るまでかなり時間がかかり、入ってからもノロノロ運転だ。黄浦の東と西を結ぶ道路があまりにも少なすぎる。これでは上海の経済活動にかなりの支障が出ているだろう。最近は地下鉄ができてだいぶましになったが、車での移動は依然として問題だらけだ。感覚的には別の都市に移動する感じがする。地下鉄だと一駅足らずのところを30分以上かけて浦東に抜け、そしてグランドハイアットのエントランスに到着した。

0004. MM 2005/09/30_17:28:57
photo1 金茂大厦の54階から87階がグランドハイアット(上海金茂君悅大酒店)のフロアだ。バックパックを背負ってフロントのある54階へ上るためエレベーターに向った。リュックを背負って最高級ホテルに入る爽快感に最近病みつきだ。フロントでチェックインをすませ、そのまますぐに部屋へ入ることができた。部屋は65階で世界一のアトリウム(吹き抜け)が凄まじい。エレベーターが流れ星のように上下に通過する。
photo2 部屋はスタンダード・ゲストルームで料金は320$+15%TAX。値段的にも知名度的にも上海で最高級だ。僕は日本で出発前に予約したので料金は¥27500(税込み)だった。日本で予約した方が少し割安だ。部屋は広いが値段相応といった感じだ。浴室はセパレートシャワーブースにトイレ、鏡とガラスが張りめぐらされてピカピカで結構使いにくい。スリッパやバスローブ、歯磨きや髭剃りその他までアニメティーはさすがに充実している。やはりベッドのマットから枕まで今まで泊まってきた中途半端な高級ホテルとは明らかに質が違う。素晴らしい。
photo3 あまりくつろいでいる時間もないので再び外へ出ることにした。浦東側の黄浦沿いに出た。東方明珠塔(上海タワー)が真上にそびえる。今回はこのタワーには上らないがこのタワーも世界で3番目に高いらしい。ちなみに世界一はトロントで二番目はモスクワだったと思う。その近くから外灘に渡る観光用軌道が走っている。「外灘観光トンネル」という名の列車は十人も乗れば満員のトラムで早速乗り込んだ。片道30元(往復40元)は一般的な中国人にとってかなり高額な気がする。タクシーでも20元そこそこなのに。乗り物自体は遊園地のアトラクションみたいでトンネル内では怪しい光のショーが終始続いたが、テーマが何かわからない。でもこの派手さは中国人好みなのだろう。
photo4 明珠線という高架列車が最近開通した。市の北部と南部の郊外を結ぶ通勤列車だ。車両自体は地下鉄と同じものを使っているが会社は別らしく、乗り換えるとき切符を買い直さなくてはならないので面倒だ。上海駅で明珠線に乗ろうとしたが広い駅の裏にあり、えらい不便だった。明珠線で旧日本租界のあった虹口方面にある「東宝興路」駅に向った。途中車窓からは地上げの真っ直中で古い家屋が取り壊され、空き地が目立つ風景が飛び込んできた。またその横には高層ビルが建っていたりする。まさにバブルを象徴する風景だ。古き良き時代の上海の姿がここでもなくなりつつある。やはりそれらの開発はこの明珠線の開通と大きく関係しているのだろう。

0005. MM 2005/09/30_17:32:16
photo1 夕方六時半、地下鉄で「静安寺」駅へ向った。午後七時半から上海雑伎団の公演が始まる。モダンな上海商城の中に劇場が入っている。同じ建物にはハードロックカフェも入っているが中は欧米人の客ばかりだ。中国に来てハードロックカフェで食事をするほどバカな話はない。たとえ無料でもハードロックカフェのメニューは食べたいとは思わない。こんなので腹がふくれたら損だ。店内の雰囲気は嫌いではないので入るならドリンクだけでいい。
photo2 上海雑伎団の演技が行われる劇場の規模はそれほど大きくなく、観客は欧米人と日本人の観光客だけだ。観光バスで乗りつけている団体が多く目につく。リピーターも多いようで前はどうだったとかいう話題で盛り上がる日本人のおじさんがいたりする。演技の種類は頻繁に変更されるようだ。公演時間は一時間半で生で見る演技はやはりすごい。団体芸など危なっかしいがやはりすごい。女性の軟体技も気持ち悪いがすごい。細い体なのにすごいパワーだ。しかし昔日本で放送されていた「世界ビックリ大賞」の常連として登場していたあの集団に比べてなんか今ひとつだった。やはり海外公演をするグループは格が違うのだろうか。ここでは失敗も多く、若い下っ端連中が多いように感じる。でもそれは仕方ないのかも。でもすごいことに変わりはなく、ヒヤヒヤする演技もあり、眠気は吹っ飛んだ。
photo3 8時半に外へ出た。しかし浦東地区のレストランはすべて閉まっていて朝食をとる場所がどこにもない。ホテルで食べるのはもったいないので地下鉄で南京路へ出ることにした。しかし南京路も店があまり開いておらず、結局朝マック。肉まんや麺の店はあったが落ち着いて食べられない。結局食べてすぐ浦東に戻った。
写真は朝の自転車通勤風景。
photo4 今日は帰国まで時間があるので世界で3番目に高い(今泊まっているグランドハイアットの入った)金茂大厦の展望台へ行くことにした。宿泊客でも特別な優待はないようだ。現在世界一高いビルはクアラルンプールのペトロナスツインタワーで二番目はシカゴのシアーズタワー、そして次がこの上海金茂大厦だ。しかし近々台北に世界一のビルが完成するので四番目に転落する。最上階は88階だ。エレベーターで一気に展望台へ上がった。眼下には上海の外灘、同じ高さには上海東方明珠塔の一番高い展望台の玉が見える。50階を超える上海浦東地区の高層ビル群はすべて遙か下の方だ。上海の朝は連日ガスがかかっていて展望があまりすっきりしない。

0006. MM 2005/09/30_17:39:13
photo1 帰国の日、リニアモーターカーで空港に向かうことにした。
徒歩で地下鉄の「陸家嘴」駅へ。そしてリニアモーターカーで空港に向うための最寄り駅である「龍陽路」駅にやってきた。リニアモーターカーは今日も問題なく営業している。
photo2 空港までは奮発して貴賓席(VIP)のチケットを購入した。値段は倍だ。わずか8分なので優越感以外なんの得もないがすいている。6両編成の先頭の1両が貴賓席になっている。一般席の方はそれなりに乗客が乗っているようだが貴賓席は僕を含め客は二人だけだ。一般席の配列は3+3列だが、貴賓室は2+2列。シートは一応革張りだが、あまり座り心地はよくない。車内は最新の設備が搭載され読書灯もついているが本を読んでいる暇などない。でも北京まで実用化されればこれは素晴らしい交通機関だが、いったいいつになる事やら。
photo3 リニアモーターカーの車体は「ウィ〜ン」と鈍い音を立てながら走り出した。どんどん加速し電光掲示板に表示される速度表示は200キロ、300キロと数字か増える。3分ぐらいして速度計は431キロを指した。そしてそのまま安定走行に入った。車窓の風景は吹っ飛び平行する高速道路の車はどんどん後ろに消えていく。まさに暴走状態だ。揺れがそれなりにあり、かなり危なっかしい走りだ。430キロでの走行は一分にも満たず、すぐに速度を落としはじめた。気づいたらもう空港だった。バスで一時間近くかかる距離を8分で走破してしまったようだ。今まで300キロ以上で走行する鉄道に乗ったことがなかったのでこの経験は新鮮で面白かった。これだけでも今回上海に来た価値があったと思う。でもリニアモーターカーに関してまだまだ一般的な公共交通機関という感じはせず、遊園地か博覧会のアトラクションといった感じがする。
photo4 上海の空港ではユナイテッド航空のアメリカ行きのダイレクトフライトについて少し気なった。最近ユナイテッド航空の日本・中国(北京・上海)線がなくなり
つつある原因がなんとなく分かってきた。B777導入により、航続距離が長くなったのでアメリカ西海岸からダイレクトで中国まで飛べるようになったためだ。わざわざ着陸料の高い日本の空港に立ち寄る必要がなくなったのだろう。同時に日本の経済の低迷と中国の経済発展によりアメリカの日本飛ばしが始まっていると意識せざるを得ない。それ以外にもスターアライアンスの共同運行など理由はたくさんあるだろうけどこれはピンチだ。ノースウエストが依然として東京をハブに使っているのはB777を導入できないからで、そのうちノースウエストも日本を飛ばすときが来るかもしれない。悲しいことだが。

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