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今回の目的は韓国の地方都市を観光することだ。 実は今までソウルと釜山にしか行ったことがない。仕事を終え成田空港に向かった。 アシアナ航空の最終便は結構混んでいる。日本人の観光客は多少いるがそれ以上に韓国人の団体が大半を占めているようだ。 23時前にターミナルの降りたった。荷物を預けていなかったのでそのままスムーズに到着ロビーに出られた。ちょうど清涼里行きのバスがきた。23:30に仁川空港を出発。この時間帯のバスは金浦空港を経由しないようでダイレクトでソウル市内へ入った。鐘路3街に0:25に到着。最終便ということで市内へのアクセスが結構心配だったが、こんなにスムーズにしかも安く宿に入れるとは思わなかった。宿は鐘路3街駅に近いモーテル。とりあえず明日朝早くから行動できる。 |
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朝7時過ぎに宿を出発し、地下鉄で龍山駅に向かった。龍山駅は西海岸を目的地とする長距離列車の起点となっている。木補へはセマウル号のファーストクラスで向かうことにした。KTXの二等とほぼ同じ料金で時間は1時間半ほど余分にかかるだけだ。快適さはKTXの一等を上回り比較にならない。お腹がすいた場合、車内で食事もしやすいだろう。 |
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KTX開業でリニューアルされた龍山駅。 |
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セマウル号。木補行き。 |
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龍山からから4時間半、午後2時前に木補に到着した。途中から雨が降り出し、木補も少し雨交じりのぱっとしない天気だ。とりあえず駅前の安い宿を探そうとしたがどこも夜になるまで営業しないようだ。とりあえず明日から週末で両替ができなくなると困るので銀行でまとまった額を両替しておくことにした。両替をしていたら雨が土砂降りになった。しばらくすると小雨になり、何とか駅前で25000Wの宿を見つけることができた。 |
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木補から港に向かってかつての連絡船の引き込み線らしきものが残っていた。歩道に同化しているのでもう廃線になっているのだろうが僕の大好きな風景の一つだ。 |
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やがて天気も回復してきて太陽が照りつけてきた。木補で唯一の観光名所といってもいい儒達山に登ることにした。標高は200メートルほどだが、展望台からは木補の町を一望できる。木補はもう少しこじんまりとしたのんびりできる港町だと思っていたが、こうしてみると町は巨大で市街地は果てしなく続いている。これでは釜山と同じだ。 |
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夕方港の方へ行ってみた。木補の名物はナクチュという小さいダコ(イイダコ)の料理だ。海沿いにネオンが光る店が軒を連ねていたので何軒か当たってみた。タコのビビンバでもよかったがせっかくなので鍋を食べたい。そんなわけで30000Wと少し値が張ったがナクチュ鍋を頼むことにした。2〜3人前はありそうな大きさの鍋が出てきてタコがたくさん入っている。 |
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光州にやってきた。 地下鉄駅構内は涼しくここまで歩いてきた疲れもふっとんでしまうほど快適だ。地下鉄の集札は最新システムを使われている。ICチップ内蔵のコイン式の切符でこのタイプはバンコクの地下鉄で使われているのと同じだ。改札のセンサーにかざして通過することになる。 地下鉄の車両は釜山やソウルとは違う小型の最新車両が使われていて静かで快適だ。中心部の駅のみホームドアが設置されている。 |
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地下鉄の車両は釜山やソウルとは違う小型の最新車両が使われていて静かで快適だ。中心部の駅のみホームドアが設置されている。 |
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全州。 市の南端にある旧市街には豊南門とはじめ伝統家屋は確かに存在する。しかしすべてきれいに修復されている。こぎれいであまり歴史が感じられない。 |
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見晴らしのよい丘があるとのことで登ってみたが木が生い茂っていて視界が開いてない。眺めは最悪で疲れただけだった。多少伝統家屋を眺めることはできたが少し不満だ。 |
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全州はピピンパの本場ということで「韓国家」という店でスペシャルビビンパを注文した。むきエビが乗っているだけでふつうのビビンバだった。10000Wと高めだ。 |
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光州のバスターミナルへ向かう途中の地下道にある食堂で朝からブロコギを食べることにした。一人前かと思っていたらでかい鍋が出てきた。6000W(¥660)と値段を確認しているので問題ないが、朝からこんなのを食べる韓国人はいるのだろうか。と思っていたら後から来たおばあさん達が僕のテーブルを指さして「あれは何?」と店員に聞き、プルコギだと言われると「私らも同じのをちょうだい」と言い出した。60は過ぎていそうなおばさんらの胃袋はどうなっているのだろう。恐るべし韓国人の食欲。 |
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大邱の地下鉄。街の中心にある中央路駅を利用した。あの記憶に新しい地下鉄火災の現場だ。今では完全復旧し、事故の面影は全く感じられない。山豊百貨店や聖水大橋の崩落、そして大邱地下鉄の火災など韓国では定期的に人的大災害が起こるがいずれも忘れ去られようとしている。今度は何が起こるのだろうか。心配だ。 |
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東大邱駅。KTX開通と同時にこの駅もリニューアルされた。今韓国の鉄道の駅舎は個性が全くない。すべて同じデザインで機能的だが、特徴がないのが残念だ。 大邱からKTXでソウルへ向かい、そのまま仁川国際空港に戻り日本に帰国した。 |