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ヨーロッパ2008①サンフェルミン・牛追い祭り

0001. まえだまさとし 2008/07/18_23:18:43
photo1 2008年の夏は4年ぶりのヨーロッパに行くことにしました。今回は何カ所か行きたい場所が限られていてその一つがスペインの牛追い祭り。パンプローナという町で行われます。
まず最初ここへ行くためバルセロナへ向かいました。
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0002. まえだまさとし 2008/07/23_17:40:40
photo1 久々のヨーロッパ。ちょうど4年ぶりだ。

前回訪問したフランスにも行くことになる。
それはさておき、いつの間にか欧州単一通貨ユーロは信じられないほどレートが上がっている。物価高は避けては通れないが。とにかく無駄のないようにした。
今回の日程は比較的余裕を見てあり、現地での目的は二つしかないので確実に旅を進めたい。
一つは牛追い祭り。もう一つはモンブラン登頂だ。モンブランは4年前準備不足から断念した経緯があるが今回は天候さえ恵まれていれば必ず達成できると思う。
photo2 そして今回はヨーロッパまでの空路移動にも意味がある。東京からの出発はシンガポール航空の5月20日から就航し始めたA380型機。2年の納期遅れでずいぶん待たされたが、とにかく、いまだかつてこれほど一つの航空機種のデビューを待ち望んだことはなかった。
photo3  本来なら上級クラスに乗るためマイレージをため、一刻も早くA380の機体に搭乗することを考えていた。そのためコツコツマイルをため、アジア・ヨーロッパ間のファーストクラス無料航空券に交換できるくらいマイルが貯まっていたのだ。
photo4 そして待ちに待ったA380が二年遅れでいよいよ昨年10月に初めての定期便としてシンガポールからシドニーに就航したのだが、ここで思わぬ壁にぶち当たった。

0003. まえだまさとし 2008/07/23_17:42:24
photo1 A380、あるいは同じ水準のシートを備えたB777−300ER型機は上級クラスの特典旅行はアップグレードのみ対象になると判明した。つまりアップグレードに対応した航空券を持っていないとビジネスクラス、ファーストクラスには乗れないということで、いきなりマイルだけで無料のビジネスクラスの特典航空券は予約できない。またA380のファーストクラスにかわるスイートクラスは特典旅行の対象外とのこと。アップグレード対象のエコノミー航空券は値段も高く、アップグレードの際も席は限られてしまう。煩わしい手続きを考えると最初からビジネスクラスの航空券を買った方が手っ取り早い気分だが、経済的に無理なので事実上エコノミークラスしか乗れないという結論に達した。
photo2 その後A380二番目の定期路線としてシンガポールからロンドンへは3月に就航が始まった。そんななか5月20日からは東京に就航するという情報が入ってきた。予想以上に東京便就航が早く、また上級クラスに乗るのは絶望的だということで、この夏ヨーロッパへシンガポール航空を利用し、東京からシンガポールまではA380のフライトを予約することにした。エコノミーに関しては従来通りで航空運賃にも制限はなく、予約が取りづらいということもなかった。ただシンガポールより先が込んでいて日時に関して少し妥協したが、バルセロナ・インとチューリヒ・アウトの予約を確保できた。
photo3 これら欧州便のフライトはB777−300ER型機を使用しており、機内はA380とほぼ同じ最新の座席を使用していて快適だ。他の航空会社よりも比較的安い料金でこの時期予約が取れたのは奇跡に近い。


 またおまけというかシンガポール航空はスターアライアンス加盟航空会社でマイレージが格安航空券でも100%(2万マイル)貯まる。そして今年はゴールドカードなのでラウンジや優先手続きなど可能で至れり尽くせりといった感じだ。
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0004. まえだまさとし 2008/07/23_17:56:59
photo1 当日はいい席を確保するために出発の3時間前に成田空港へ到着するようにした。バンコク経由便のチェックイン客と重なり、チェックインカウンターは長蛇の列だ。でもこういうときはスターアライアンスゴールドの効果は絶大だ。ビジネスクラスカウンターは並ばずにすむ。
 しかしどういうわけか真ん中か通路側の席しか空いていなかった。格安航空券は事前座席指定ができなかったがもしかしてできるようになったのかそれとも旅行会社が押さえているだけなのかとにかく残念だが非常口シートになり、足下はゆったりだ。
photo2 受け取ったシンガポールとバルセロナまでの搭乗券「MAIN DACK」とは一階席のことだ。
photo3 A380はの搭乗口はターミナルの一番遠い先っちょ部分で搭乗口付近からは飛行機の全体像を見渡すことができない。
photo4 出発までかなり時間があるのでANAラウンジでくつろぎ、ラウンジからはA380の全貌を目にすることができた。

 縦長で少し変な形だというのが第一印象だ。

0005. まえだまさとし 2008/07/26_07:10:06
photo1 A380のボーディングブリッジは一階用(メインデッキ)が2本、二階用(アッパーデッキ)が一本の計三本。メインデッキにはスイートがあり、アッパーがビジネスになっている。エコノミーはそれぞれの後方に位置している。僕の席は一階だ。
photo2 エコノミーの座席。 
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photo4 天井は低いが機内は広々していて747と同じ座席配置だゆとりがある。

満席の状態で成田を離陸。エンジン音はずいぶん静かな感じがする。

0006. まえだまさとし 2008/07/26_07:14:12
photo1 座席のモニターはチャンネルがかなり充実している。音楽を聴くのもすべてオンデマンド方式で好きなとき好きなのを視聴できる。今までヘッドホンのビニール袋を破る気にもならないことが多かったが、今回はさすがにエンターテイメントに興味を示してしまった。そのおかげかシンガポールまでの6時間はあっという間だった。
photo2 2階(アッパーデッキへ)へ続く後方の階段。しかし乗客は自由に行き来することを制限され、乗務員も移動することは緊急時以外ないようだ。
photo3 シンガポール・チャンギ空港に到着。新たに完成したターミナル3を利用することになる。

シンガポールではなかなかいいアングルで機体を眺めることができた。
photo4 チャンギ空港の入国審査場はA380からの大量の到着客が押し寄せ、シンガポールでは珍しく長蛇の列ができてしまった。おかげでかなり待たされてしまった。

0007. まえだまさとし 2008/07/29_18:24:38
photo1  実は今回シンガポールに入国のため必要なパスポートの残存期間6ヶ月を切ってしまっていた。案の定入国の際、指摘されてしまった。

 でも今夜戻るのでということでなんとか入国させてもらった。とはいえ入国してもターミナル3の見学をするだけなのが。

新たに完成したチャンギ空港ターミナル3のイミグレーション。
photo2 こちらは出発ロビー。
photo3 チェックインカウンター。まだ半分くらいしか使われていない。
photo4 夜9時前にはこの出国審査場で手続きを済ませ、免税店をうろついた。とはいえ買うものはない。

0008. まえだまさとし 2008/07/29_18:26:46
photo1 ラウンジで休むことにした。シンガポールのスターアライアンス用ラウンジはビジネスクラス(シルバークリスラウンジ)とは差別化されていて格下の別のラウンジを利用することになる。
 以前からシンガポールではビジネスクラスとは別のラウンジ利用だったのでそれはかまわないが、新しいラウンジはラウンジ内にトイレはなく、シャワーは外にもない有様だ。ターミナル2の(ゴールドメンバー用)プレミアラウンジに比べかなりグレードダウンだ。簡素でもいいからシャワールームはほしかった。
photo2  食事に関しては前より充実しているような気もするが、単に新しく見栄えがいいだけかもしれない。
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photo4 ラウンジ内にはパソコンもあり、それなりに時間をつぶせるがあまり落ち着かない。バルセロナ行きに乗り込むため早めにラウンジを離れることにした。

0009. まえだまさとし 2008/07/29_18:29:03
photo1 23:45発。バルセロナへの便はイタリアのミラノ・マルペンサ空港を経由する。機材はボーイングでは最新鋭のB777−300ERで機内のシート設備はA380と同じだ。
 日本の音楽も普通に聴くことができる。
photo2 機内食はシンガポール風の海南鶏飯で美味そうだったが、味はいまいちだった。
photo3 翌朝、ミラノに到着前に朝食が出た。
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0010. まえだまさとし 2008/07/29_18:35:03
photo1 翌朝ミラノ・マルペンサ空港に着陸した。半分以上の客がここで降りていき、ガラガラの状態でバルセロナへ向かった。
 9時にバルセロナの空港に到着。近代的なターミナルビルを抜け、荷物を受け取りターミナルビルの外へ出た。快晴で気温は高いが湿度は低くさわやかな気候だ。
 空港からバルセロナ・サンツ駅へは国鉄(RENFE)を利用することにした。所要時間は20分ほどだが4.10ユーロ(700円)もする。
 シンガポールで再両替したユーロと昔の残りが40ユーロほどあるのでしばらく両替の必要はなさそうだ。
photo2 バルセロナサンツ駅へ向かう列車の車内。
photo3 サンツ駅に到着。ホームは地下にある。
photo4 バルセロナでは宿泊の予定はなく、このまま今日中にバルセロナを出発したい。目的地は牛追い祭りが行われるパンプローナだが、バスの情報がなく、いったん駅で荷物を預け、これからどうするか考えなくてはならない。
できれば今夜の夜行で出発したいところだ。
それまで10年ぶりのバルセロナを観光したい。
駅で3ユーロ(510円)のコインロッカーに必要ない荷物を預け、身軽になって駅を出た。

 写真は近代的なバルセロナ・サンツ駅。

0011. まえだまさとし 2008/07/29_18:51:13
photo1 バスの出発まで4時間あるのでバルセロナの町へ出ることにした。

 バルセロナで見たいものはガウディー建築だが、まずはサグラダ・ファミリアの先にあるサンパウ病院へ地下鉄で行ってみた。

サンパウ病院の正門。
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photo3 サンパウ病院の敷地内には奇抜なガウディー建築が軒をつられる。
photo4 病院からはサグラダ・ファミリアが見える。

0012. まえだまさとし 2008/07/29_18:52:51
photo1 そのまま直線道路をサグラダ・ファミリアへ歩いて向かった。
photo2 10年ぶりの訪問だが、今回は上ってもいいかと思っていた。しかし入場料が10ユーロ(1700円)という表示を見てやめてしまった。エレベーターは別途追加料金が必要。

この教会は下から眺めるのが美しい。
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photo4 10年前よりは若干工事が進んでいるようにも思うが、完成まではまだ気の遠くなるような長さが必要だ。それにしても周辺の観光客の多さは半端ではない。

0013. まえだまさとし 2008/07/30_22:37:15
photo1 サグラダ・ファミリアの教会の内部では工事中ながら狭いスペースでミサが行われていた。
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photo4 サグラダ・ファミリア(聖家族教会)は1882年着工。
最近の予測では、完成は2256年前後らしい。

0014. まえだまさとし 2008/07/30_22:40:44
photo1 町中にある他のガウディー建築も見に行ってみた。
途中目についたガソリンスタンド。レギュラーガソリンは1.289ユーロ(219円)。これでもドイツなどに比べればかなり安いそうだ。
photo2 カサ・ミラ。
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photo4 カサ・バトリョ

0015. まえだまさとし 2008/07/30_22:46:02
photo1 カタルーニャ広場から旧市街に入る。
photo2 バルセロナの旧市街を散策することにした。前回はこのあたりのユースホステルに滞在した。
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photo4 ピカソの壁画も見覚えのある光景だ。

0016. まえだまさとし 2008/07/30_22:49:03
photo1  スペインにきて最初の食事はパエリアを食べることにした。スペイン風の炊き込みご飯だ。

 しかしファーストフード店にもかかわらず9ユーロ(1530円)と高い。何となく缶コーラを頼んだら3ユーロ(510円)もした。これで総額2040円。味もうまかったのか本当の味を知らないので何ともいえない。少し納得のいかない食事になってしまった。
photo2 とにかくバルセロナでは見るものを見て食べるものも食べたという感じで地下鉄土サンツ駅へ戻ることにした。
photo3 それにしても物価の高さに参った。駅のベーカリーがもっとも安くすみそうだが、それでもこんな感じだ。
photo4 15時過ぎ荷物を受け取りバスターミナルへ向かった。バス乗り場は閑散としていたさっきとは一転、人でごったがえしている。みんなパンプローナへ行く乗客のようだ。
 15時30分のバスはたくさん複数到着し、僕の乗るバスは3号車だ。

0017. まえだまさとし 2008/07/30_22:57:09
photo1 しかしバスを待っていたらトラブルが発生した。パソコンの入ったカバンを置き引きされてしまったのだ。

 後ろからサングラスの女が話しかけてきた。取れに気をとられている間に足下に置いてあったトートーバッグを持ち去られてしまったのだ。気づいて周りを見渡したがすでに女の姿はない。まんまとやられてしまった。


 今回は交換レンズに加え、冬山用の登山装備なども持っていたのでいつもに増して荷物が多かった。カバン3つはまずかったか。しかし盗られてから後悔しても後の祭りだ。
photo2  パスポートやカメラ、クレジットカードなどは無事なので旅は続けられる。まだ旅の始まりということでパソコンの中のデーターは空っぽだ。ダメージは最小限ですんだように思う。


 盗られた瞬間はバスの切符をキャンセルにしてバルセロナにとどまるべきかと頭をよぎった。しかしそれは無駄なことだと判断した。盗られたものが戻ってくるわけでもなく、盗難届などは最終的には日本で作ればいい。今夜パンプローナの警察に夜明かしの合間に訪れてもいい。今旅行を中止してパンプローナに行かないことが今回の旅行の最大の損失だと判断し、そのままバスに乗り込むことにした。
photo3  何を盗られたのか。なくても大丈夫なものか。盗まれたもので旅行中何が必要か。冷静になって思い出し今後の対策を練ることが大切だ。バスの中でゆっくり考えることにした。

 今回盗られた物品の金額は大きいが、旅行中必要と思われるものは暇つぶし用のipod!くらいでパソコンに関しては昔のように手書きの旅行日記を付ければいいだけのことだ。ガイドブックの地球の歩き方「スペイン」も盗まれてしまったが、どうせガイドブックの情報などしれている。観光案内所で地図をもらえばすむことだ。携帯電話は今までから必要なかったものなので今回特別必要というわけではない。
photo4  デジカメ写真のバックアップが心配だが、ハードディスクは残っているのでネットカフェでバックアップすることの可能だろう。
 やっかいなのはクレジットカードの紛失届だろうか。でも面倒なのですぐに届ける必要もないだろう。
 スイスで使う予定だった2日間乗り放題のトランスファーチケットだが、なくなったことで2日間という日程に絞られなくなり、目的地や滞在期間を増やすことができ、スイスでは旅の選択の幅が広がり、より自由な旅行ができるようになったと考えたい。

0018. まえだまさとし 2008/07/30_22:57:57
photo1  航空券も盗まれたので帰りの飛行機の時間がわからないが帰りまでに調べておけばいい。スターアライアンス・ゴールドカードを失ったことでラウンジはいいとして優先搭乗などはあきらめた方が良さそうだ。とりあえずこれもネットカフェで番号を調べておく必要がある。
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0019. まえだまさとし 2008/07/30_22:59:54
photo1  とにかく荷物が軽くなった。
 小物入れやカバンなど持ち物を一新するいい機会になりそうだ。こんな事がない限り、使い慣れた道具はなかなか新しくする機会がない。とにかくこれから旅を快適に進めるため前向きに考えなくてはならない。常にプラス思考で心機一転。気を取り直して旅を続けよう。
photo2 15時30発のパンプローナ行きバスは3台運行されているようだ。もちろんどれも満席だ。バスは高速を走り、途中サービスエリアで一度だけ休憩した。パンプローナまでは所要6時間。
photo3  夜9時にはパンプローナの街に入った。まだ空は明るく、町中にはサン・フェルミンの衣装をまとった人があちこちに見られる。その人の多さを見て改めて今夜のホテルはないと再認識させられる。野宿は決定だ。
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0020. まえだまさとし 2008/07/30_23:00:58
photo1  パンプローナのバスターミナルは地下にあり、待合室な観光案内所、トイレなど設備は整っている。
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photo3 バスターミナルの上は芝生の広場になっており、野宿する客であふれている。
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0021. まえだまさとし 2008/07/30_23:13:09
photo1 バスターミナルのロッカールームに荷物を預けようとしたが、ここでも長蛇の列で1時間待たされ何とか身近になることができた。
photo2 いったん旧市街まずは牛追い祭りのルートになる道を下見。
photo3 市庁舎前か闘牛場の前が見学のポイントになるようだ。ゆとりのあるのは闘牛場前だろう。どちらにしても限られたスペースしかない。
photo4 市庁舎広場。

0022. まえだまさとし 2008/07/30_23:15:36
photo1  それにしても町中は大騒ぎで道端にはゴミが散乱しれいる。路面はビールでねちょねちょだ。地面をさわりたくないので滑らないように気を付けなくては。
photo2  とにかくこの盛り上がりは異様だ。これを見るだけでもはるばるこの街に来た甲斐はある。夜になり気温が下がり寒くなってきた。
photo3 バスターミナルで仮眠しようと思ったが、深夜1時過ぎバスターミナルの明かりが消された。
photo4 中で寝ていた人はすべて強制的に地上に追い出された。殺生なことをする

0023. まえだまさとし 2008/08/01_22:12:36
photo1  結局なんのあてもないまま深夜の街を徘徊することになってしまった。目的もなく歩いていたら明日放たれる牛の納屋が街の北はずれにあった。
photo2  この時間を利用して警察に盗難届を出し、警察届けを出してもらおうと思ったが、うまく説明できず断念。緊急を要さないのでいまいち説得力に欠ける。もうどうでも良くなってきた。
 夜半過ぎ気温はどんどん下がり13度くらいまで下がった。カフェのベンチに勝手に座り、時間が過ぎるのをひたすら待った。寒い。


 僕は寒くなるのを予想してパーカーを着ているが、他の観光客は短パン半袖で大変そうだ。
photo3 4時をすぎて街が少し静かになった気がする。でもあちこちで奇声が聞こえる事に変わりはない。
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0024. まえだまさとし 2008/08/01_22:15:21
photo1 牛追いのルートになる闘牛場前に行ってみたらすでに場所をとっている人がいた。
まだ深夜4時過ぎだ。

今からならいい場所を確保できそうなので僕もここで場所をとることにした。街の中を意味もなくうろうろするよりもここで朝まで待っていた方が気が楽だ。とにかく牛追いを見られなければ意味がないので数時間の待ち時間も苦にならない。 


この時間、牛追いルートの路面の清掃が行われている。
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photo3  5時過ぎに柵が設置され、柵の上に上ることができた。祭りの開始まで3時間あるが、一安心だ。
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0025. まえだまさとし 2008/08/01_22:18:07
photo1 柵を設置している。
photo2 気温は10度くらいまで下がっているが、場所取りをする人の熱気で寒さはそれほど感じられない。周りの人とは仲良くなり場所取りでいがみ合う心配もない。
やがて空が明るくなってきた。
photo3 みんな牛追い祭りを見るために窓枠や標識に上ったりいろいろな方法を考える。
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0026. まえだまさとし 2008/08/01_22:21:37
photo1 ゆとりを持って8時を迎えた。
怪我人が出たときのために救急車も待機中だ。
photo2 辺りは人でごった返している。しかし牛追い祭りを見られるのは柵の上に座ることができた限られた人だけだ。
photo3 テレビ放送向けのセレモニーが行われていた。
photo4 8時前辺りは静まりかえった。

0027. まえだまさとし 2008/08/01_22:24:01
photo1 柵の上からの眺めは一直線の道を牛追いの人がこちらに向かって走ってくる最高のロケーションだ。
photo2 8時花火の音と共に牛追いが始まった。大勢の参加者が通りにあふれ出た。
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0028. まえだまさとし 2008/08/01_22:27:49
photo1 それにしても人が多い。基本的に牛追い祭りには当日受けで人数制限がない。誰でも参加できてしまうのが人の多さに拍車をかけている。
photo2 いったい牛はいつ来るんだ。
photo3 隣のビデオカメラが邪魔だ。
photo4 と思ったら牛が現れた。レスキューが邪魔だ。

0029. まえだまさとし 2008/08/01_22:29:33
photo1 2〜3分の間に牛が10頭ほど通りすぎた。
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0030. まえだまさとし 2008/08/01_22:31:56
photo1 今回牛追い祭りに参加してもいいかと思っていた。でもあまりの人の多さと牛の少なさで参加すると一度も牛を見ないまま終わっていたかもしれない。
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0031. まえだまさとし 2008/08/01_22:36:21
photo1 期待していたわけではないが、この日は牛に突き飛ばされる人はいなかったようで救急車の出番はなかったようだ。
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photo3 僕が見物したのは7月7日の初日で一層人も多かった。このサンフェルミン・牛追い祭りは7月7日から14日まで毎朝8時から牛追いが行われる。
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0032. まえだまさとし 2008/08/03_21:36:59
photo1 パンプローナのバスターミナルに向かった。さすがにパンプローナに連泊する気にはならないのでこのまま別の街に移動だ。

パンプローナは今日も雲一つない天気だ。
photo2 バスターミナルのチケット売り場は長蛇の列だ。

パンプローナの北にあるバスク地方の中心都市サン・セバスチャンへのバスには乗れるのだろうか。いったん荷物を受け取り、ATMでまとまった現金を引き出してからバスの切符を買うため窓口に並んだ。
 30分後に出発するサン・セバスチャン行きのバスに乗りたいが、この列では無理なんじゃないかと思ったがあっさり切符を購入できた。全員サンセバスチャンへ行くわけではなく、バスも増便されているようだ。そんなわけでで予定より早くパンプローナを出発できた。パンプローナからの脱出も悩みの種だったが、こちらも難なくクリアといった感じだ。バスが出発したとき一気に疲れが取れた感じだ。
photo3 サン・セバスチャンへは高速道路を利用し、所要1時間ほどだ。途中バスク地方に入るからか検問場が目についた。睡眠不足からウトウトしていたらあっという間にサンセバスチャンの市街地南にあるバスターミナルに到着した。

  歩いて中心部へ向かった。
photo4 サンセバスチャンの街はきれいに整備され、ゴミの散乱するパンプローナやガラの悪いバルセロナとはずいぶん雰囲気が違う。何となく生活水準の高さを感じてしまう。バスクというとアルカイダのスケープゴートにされたりあまりいいイメージがないが、実際来てみると印象は変わってくるものだ。バスクの独立運動がスペインの中でもフランスの影響が強く生活水準の高さを維持するためのものだとするとすこし納得してしまう。

0033. まえだまさとし 2008/08/03_21:38:04
photo1 サン・セバスチャンのカテドラル
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0034. まえだまさとし 2008/08/03_21:40:00
photo1 とりあえずこの街一泊したいのでカテドラルのある中心部のペンションに当たってみた。しかし午前中にもかかわらず満室だ。この街自体人気がなく観光とは無縁の静けさだが、パンプローナまでバスで1時間という立地条件からここも宿不足の影響をうけているようだ。

2軒目の(写真の)ペンションも満室だったが、従業員の女性にアパートを紹介してもらうことになった。
photo2 1泊45ユーロ(7650円)とのこと。連れて行かれ場所はカテドラルの裏側にあるこぎれいな建物。
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0035. まえだまさとし 2008/08/03_21:42:00
photo1 案内されたのはアパートの一室だ。部屋の写真はないがきれいでトイレ付きだ。シャワーだけ共同だ。
 とはいえ僕以外この部屋には誰もいないので貸しきりだ。
photo2 部屋はきれいで窓からの眺めもなかなかだ。日本を出発して初めての宿ということでゆっくりするには最適だ。明日のフランス国境行きの列車の駅にも近い。
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photo4 カテドラルも見える。

0036. まえだまさとし 2008/08/03_21:49:34
photo1 疲れはあるがこのまま寝てしまうと時差ボケから抜け出せないので街に出てみた。
photo2 久々に見る海だ。
photo3 サンセバスチャンの街にはフランスのモン・サンミッシェルのような陸繋島があり、そこがモンテ・ウルグルと呼ばれる要塞になっていてこの島を中心に栄えた歴史がある。モンテ・ウルグルの真下が歴史地区になっている。そこからサン・セバスチャンが街が広がっている。
 とりあえず要塞に上り、海と街を眺めてみた。弧状の白い砂に青い空。透き通りような眺めが素晴らしい。
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0037. まえだまさとし 2008/08/03_21:51:51
photo1 モンテウルグル要塞。博物館になっていて入場無料だ。ここでもバスクの生活水準の高さがうかがえる。
photo2 モンテ・ウルグルのキリスト像。
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0038. まえだまさとし 2008/08/03_21:55:17
photo1 サン・セバスチャンの歴史地区とサンタマリア教会。
photo2 サン・セバスチャンの歴史地区。バルがあちこちにある。
photo3 サン・セバスチャンの町中でよく目にするバル(Bar)でシーフードをフランスパンに乗せた美味そうな「ピンチョス」とよばれるつまみを見かける。

 有名なバスク料理のようだ。すべて酒のつまみになるようで、バスク人たちは朝からバルでビールを飲んでいる。シーフードのつまみは1つ2ユーロ(340円)ほどでなんとか手が出るので今日の昼食にしてみた。

 見た目は凝っているが、口に入れるとそのままの味だ。話の種にはいいだろう。
photo4

0039. まえだまさとし 2008/08/03_21:57:10
photo1 そのままカテドラル周辺に戻った。
photo2 腹が満たされずホテルの近くでトンカツのようなのを食べられる店を見つけた。スペインではミラネサ(MILANESA)と言い、フレンチフライとサラダが付いて6.5ユーロ(1100円)と比較的安いので食べることにした。
トンカツは日本食ではなくルーツはスペインやイタリアらしい。アルゼンチンでもトンカツを安く食べられた記憶がある。スペインに来て初めて満足のいく食事となった。
photo3  その後ホテルに戻ったが、疲れから寝てしまった。目が覚めたら深夜。このまま朝まで眠り続けよう。
photo4

0040. まえだまさとし 2008/08/03_22:16:32
photo1 サンセバスチャンでは今回の旅行で初めて宿に宿泊でき、十分睡眠をとることができた。とはいえ夜明け前に完全に目が覚めてしまい時差ボケは治ってないようだ。十分眠れたことで体が軽くなり、体力も回復した。
 7時過ぎにアパートを出発。鍵は部屋に置いておくことになっている。

 平日の朝だが通りは人もまばらでスペインの朝は遅いようだ。
 フランス国境へ向かうバスク鉄道のアラマ駅へ向かった。
photo2 駅のカフェで朝食としてパン二つとコーヒーを飲んだら4.50ユーロ(770円)。朝っぱらから金がかかる。


 こんなスペインの地方都市でも物価高。金を使うことの不安より日本の物価が安くなっている事に不安を感じてしまう。昔はスペインなど物価が安い国の代名詞だったのに。日本の国力低下か。もうかつてのようにリーズナブルなヨーロッパ旅行はできないのだろうか。悲しい気分だ。
photo3 フランス国境へは国鉄も走っているが、宿に近いアロマ駅から出発する私鉄で向かった方が30分おきに出ているので便利だ。この私鉄はバスク鉄道(EUSKO TREN)でその名の通りバスク地方に路線網を持つ。
 狭軌のコンパクトな列車で広軌(1668mm)のスペイン国鉄に比べ、えらい違いだ。
photo4 国境までは40分ほどだ。国鉄も走っているが、時間が不規則で本数も少ないのでこちらの方が便利だ。


 途中スペイン国鉄と平行して走る。こちらは頻繁に駅に停車しながら進む。

0041. まえだまさとし 2008/08/03_22:19:17
photo1 国境らしき川を渡り、フランスに入国した。フランス側国境のHENDAYE駅に到着。
photo2 駅前の広場にあるこじんまりした駅に到着した。
photo3 フランスに来たという印象は特別感じないが、周囲はすべてフランス語表記なのでとりあえずはスペインを脱出したようだ。

フランス国鉄の立派なHENDAYE「エンダイヤ」駅舎。
photo4 スペインでは残念な出来事があったが、それ以外の接した人すべてには好感が持てたし、中南米旅行のおかげで片言のスペイン語がこの国の人には一生懸命話そうと努力してくれているとうつったのかもしれない。中南米では話せて当たり前のスペイン語もこの国では単語だけでも「スペイン語話せるのか」と驚かれる。それがなにげに心地よい。
 しかしフランス語はさっぱりだ。まず地名を読むことができない。この国境の駅の名前すら発音できない。HENDAYE駅。帰国後この駅を「エンダイヤ」と読むことがわかった。

0042. まえだまさとし 2008/08/03_22:19:44
photo1 いまさら言葉の心配などしてもしょうがないのだが。

続きは「2008年②モンブラン登山」参照

ヨーロッパ2008①サンフェルミン・牛追い祭り
【おしまい】
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