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ドバイ経由でインド縦断の旅2/08〜09年末年始

0001. まえだまさとし 2009/02/08_21:10:58
photo1 「ドバイ経由でインド縦断の旅へ/08〜09年末年始」の続きです。

(2009年1月6日)

マドゥライを出たバスで山脈を越え、ケララ州のコーチンを目指しています。
photo2 ケララ州に入って最初の都会であるコタヤンに到着したのは17時半。

ケララ州のバスは全て車体の色が統一されているがタミル州から来たバスだけ色が違うので目立つ。
photo3 コタヤムを出発。

そのままケララ州の幹線道路を北上。目的地のコーチン・エルナクラムを目指す。
photo4  ケララ州はタミルナドゥ州に比べ、熱帯雨林的な雰囲気だ。椰子の木が生い茂り湿地帯が多いのがその理由だろう。その割には坂が多く、平坦な土地が少ない。そのくせ人口は多いのだから大変な場所だ。幹線道路沿いは常に民家が密集している。

 コーチンのエルナクラムには午後7時半に到着した。マドゥライから10時間かかったことになる。昼間の移動なので結構しんどい。

0002. まえだまさとし 2009/02/08_21:13:35
photo1  エルナクラムの中心部はネオンがきらびやかでガラス張りのショップやレストランが色鮮やかに立ち並ぶ。車道と歩道はしっかり分離され、信号も昨日している。どこか東南アジアの国に来たような感じだ。それだけエルナクラムの町並みは洗練されあか抜けしている。

 ケララは貧しい州だといわれているが、豊かな人が少ない反面極端に貧しい人も少ない。教育が行き届いて識字率が高く、生活意識も高い。町中がきれいに見えるのはそのような理由からだろう。インド各地もケララ州を手本にする部分は多いはずだ。
photo2  コーチンの宿は中級ホテルに泊ることにした。金が余っているので1000ルピーくらいの所でもいいかと思い目的のホテルへ向かった。

 するとかなりまともなホテルでレストランや土産物などもあった。客室は広く洗練されたインテリア。ほんの1000円多く払っただけでこうも違うものなのか。もちろんお湯はでる。お湯を浴びるのはムンバイ以来2回目だ。
photo3  夕食はビーフカレーを食べることにした。ケララ州はキリスト教徒が多く食材も多彩だ。牛を食べられるのはケララならではの食事だ。

ライスはなくポロタを注文した。
 
これもまたケララに来た理由の一つだ。一旦駅まで列車の時刻を確認に行ったあと快適なホテルでくつろぐことにした。
photo4

0003. まえだまさとし 2009/02/12_18:14:27
photo1 (1月7日)

ここコーチンの宿も24時間制を採用しているのでチェックアウトは今夜の7時過ぎまでにすればいい。
本当なら連泊したいが、出発は明日の朝早いのでもったいない。

滞在したホテルバラート。
photo2 今夜駅に近い安宿に移動する。

移動先の宿だが10年前に泊まった宿はまだあるのか気になっていた。
 場所はすぐに見つかり健在だ。新館ができているようだが休館は相当年季が入っている。とりあえず夕方また来るということで宿泊代金を払い部屋の鍵を受け取った。1泊200ルピー(390円)。ホテルバラートの5分の1だ。
photo3 途中立ち寄った食堂でパイナップルジュースを飲んでみた。
photo4 コーチンの船着き場に行ってみた。
目指す場所はマッタンチェリー。日中は便数が少なく混雑している。

0004. まえだまさとし 2009/02/12_18:17:56
photo1 エルナクラムを出航。

コーチンの海は水が汚いのが難点だ。
photo2 コーチンエルナクラムを出たボートはまず大型船が停泊するウィリンドン島を経由する。

コーチンはインド有数の国際貿易港だ。
photo3
photo4 北朝鮮籍の貨物船も停泊している。

0005. まえだまさとし 2009/02/12_18:20:10
photo1 フォートコーチンを経て、マッタンチェリーにやってきた。

この界隈は香辛料の倉庫街がある。かつてはユダヤ人地区だった場所でもある。かつて香辛料の取引はユダヤ人が牛耳っていたようだ。

今では観光客向けの香辛料の店が多く目につく。
photo2
photo3
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0006. まえだまさとし 2009/02/12_18:22:49
photo1 マッタンチェリーの街並み。
photo2
photo3 町中にはシナゴーグ(ユダヤ教会)が残っている。

今ではユダヤ人は数家族が残るのみだ。
シナゴーグを管理しているのもユダヤ人なのかは疑問だ。シナゴーグはあまり見学する機会がなかったが教会などに比べるとこじんまりとしていて素朴な感じだ。
photo4

0007. まえだまさとし 2009/02/12_18:24:02
photo1  マッタンチェリーからフォートコーチンにかけては今でも香辛料を扱う倉庫が並んで古びたいい雰囲気を醸し出している。
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photo3 香辛料をトラックに積み込む労働者。
photo4

0008. まえだまさとし 2009/02/12_18:26:54
photo1 コーチンで独特の漁法「チャイニーズ・フィッシング・ネット」。

フォートコーチンのものは完全に観光化されている。
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photo3
photo4

0009. まえだまさとし 2009/02/12_18:28:42
photo1 夕方エルナクラムへ戻った。


夕日がきれいだ。
photo2 港湾地区の夕日。
photo3 エルナクラム・ジェッティー(桟橋)からの夕日。
photo4

0010. まえだまさとし 2009/02/12_18:29:44
photo1 一度ホテルに戻り、もう今後インドではないであろうお湯シャワーを浴びてからチェックアウトを済ませた。


 リクシャで駅前の安宿に移動した。明日の出発が早いのでこのホテルがお手頃だが蚊が多いのが心配だ。
 
photo2 ホテルは駅前なので昨夜のホテルより食べるところを探すのが簡単だ。夕食はチェーン店が増えつつある「インディアンコーヒーショップ」で済ませた。
photo3
photo4

0011. まえだまさとし 2009/02/14_21:13:22
photo1 (1月8日) 

 さて今日の移動だが、最初トゥリヴァンドラム近くの南インドで一番有名なコヴァラムビーチに行こうと思っていた。でもこのビーチ自体二度目でまた行くほどでもない気がしていた。コヴァラムは南インド最高のビーチといわれているが最近は大型リゾート開発が進み、物価も上昇していてあまり魅力を感じなくなっている。そんな中、クイロン近くにバルカラビーチという新しいスポットを発見した。

日本のガイドブックには紹介されてないが、洋書のガイドブックには前々から掲載されていた場所だ。果たしてどんな感じなのか行ってみることにした。
photo2 コーチン・エルナクラム駅を早朝5時半の列車で出発する。駅前の安宿に移動してきたのはそのためだ。トゥリヴァンドラム行きに乗ることになるがこの駅始発なので電車の出発が遅れる心配もない。

 バルカラにはたくさんの電車が出ているが、いずれも長距離でどこから到着する列車かわからず到着時間が読めない。
photo3 5時30分。定刻通り列車は動き出した。車内の客層はビジネス客が多い雰囲気だ。ケララ州内の日帰り出張にこの列車は利用価値が高そうだ。列車はコタヤン経由でクイロンへ向かっている。途中立っている人もいるくらいの混雑率だ。停車駅ごとに乗り降りする人も多い。
photo4  途中湿地帯の南国ムード満点の車窓が続く。

0012. まえだまさとし 2009/02/14_21:14:10
photo1 コーチンから4時間後、定刻より30分遅れでバルカラに到着した。
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photo3
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0013. まえだまさとし 2009/02/14_21:15:30
photo1 駅はこじんまりとしているが欧米人をちらほら見かける。

バルカラ駅の駅舎。
photo2 駅からバルカラのビーチへはオートリキシャを使う。ぼられている雰囲気もなく順調にビーチへ到着した。
photo3  バルカラのビーチは崖の下にあるようだ。ゲストハウスやレストランは崖の上にあり見晴らしがいい。隠れ家的なビーチの雰囲気はゴアのビーチに似ていなくもない。このビーチには大型リゾートはなく、まだまだ素朴な感じだ。観光客はほぼすべて欧米人だ。インドにもこんなのんびりしたビーチが残っていたんだなというのが第一印象だ。
photo4

0014. まえだまさとし 2009/02/14_21:17:13
photo1 ビーチに降りてみた。
photo2 砂浜自体はそれほど白くなく、まだコヴァラムビーチの方がきれいかもしれない。でも水はきれいだ。遠浅なのでゴアよりは泳ぎやすい。なにより後ろに迫る崖が迫力がある。そして海水浴客の少なさがいい。物売りもほとんどおらず途上国ではあり得ない静けさだ。わざわざ来た甲斐はあったように思う。
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0015. まえだまさとし 2009/02/14_21:18:45
photo1 ブラックビーチと呼ばれるビーチは黒い砂浜だ。
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0016. まえだまさとし 2009/02/14_21:19:32
photo1 崖下に広がる開放感のあるビーチ。まさに絶景だ。
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0017. まえだまさとし 2009/02/14_21:22:23
photo1 崖の上にはおみやげ物屋や旅行者向けの店が軒を連ねる。
photo2 中には怪しい器具を堂々と売る店もある。
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photo4 バルカラビーチ

0018. まえだまさとし 2009/02/14_21:24:00
photo1 夕方。ベンガル湾を背にビーチに沈む夕日がきれいだ。
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0019. まえだまさとし 2009/02/14_21:24:58
photo1 訂正:「ベンガル湾を背に」ではなく「アラビア海を背に」でした。
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photo4

0020. まえだまさとし 2009/02/14_21:29:14
photo1 やがて日は落ちた。


夕食は崖の上にあるレストランで食べることになる。
photo2 店の前に魚が並んでいて自分の好きなのを調理してもらう。
photo3
photo4 イカのタンドリーを注文した。食費は今まで一食50ルピー(97円)ほどだったが、ここでの夕食は300ルピー(585円)もつぎ込んでしまった。ビーチの食事は金がかかる。

でも日本の安ランチほどだ。とにかく金が余らないように使い切らなくてはならない。

 夕食を食べている時、蚊に刺されなかったがここは蚊が少ないのだろうか。それなら今日明日とよく寝られそうだ。

0021. まえだまさとし 2009/02/18_18:29:36
photo1 (1月9日)

 少し蚊がいて熟睡できたのは朝になってからだ。眠りから覚めたのは10時すぎ。遅い朝食を取ろうと近くの店に入った。インドのプリーーマサラを頼んだが値段は町中の4倍。


 今日は雲が多い天気だ。今までインドに来て雲のある空を見るのは初めてかもしれない。南インド西部では乾季でも雨が降るのだろうか。

 
photo2 レストランで読書をしながら時間が過ぎていった。
明日バルカラから直接トゥリヴァンドラムの空港へ向かうつもりだったが、このままインドを離れるのはどうか悩みところだ。

バルカラは快適だが、こんなインドらしくない環境を最後の場所にしていいのだろうか。ここから明日空港に向かったのではもうインド旅行は終わってしまったことになる。

このまま夜はシーフードを食べ、海をボーと眺めて出発。それはそれで寂しいようなもったいないような気になってきた。
photo3 チベットの仏像をイメージしたペイント。
photo4  

0022. まえだまさとし 2009/02/18_18:32:37
photo1 同じくペイント。
photo2 夕方5時台にトゥリバンドラム行きの列車が3本ある。どれも大幅な遅延が予想される長距離列車だ。3本のうち1〜2時間以内に1本くらいは来るだろう。そんなわけで急遽トゥリバンドラムへ移動することにした。

今夜移動することによってインド人の庶民的で豪勢な食事と明日の朝ゆっくりできるメリットがある。このままビーチにいたところで何もいいことはないだろう。
photo3  ここだけの話だが、バルカラビーチの欠点は日本人がいないに問題を感じる。日本人が珍しい場所では決まって中国人に間違われる。しかもバルカラのようにチベット難民が多い地域で中国人に間違われることは危険だ。

みんな何も言ってこないが心の底で何を思っているかわからない。自分は日本人だと馬鹿みたいにアピールしまくるのもそれはそれで見苦しい。欧米人観光客にとっても中国とチベットの関係はよく知っているだろう。とにかく日本人がいない場所はそれなりにリスクを伴う場合もある。
photo4 バルカラで滞在した宿の女の子と猫。

0023. まえだまさとし 2009/02/18_18:35:16
photo1 夕方、バルカラビーチからオートリキシャでバルカラ駅へ向かった。

 今回バスと列車をうまく使い分け、デリーから無事目的のトゥリヴァンドラムまでなんかしてくることができた。無駄なく希望通りの町に滞在してきたように思う。
photo2  そんな移動もこの列車で最後だ。インドの長距離列車は半日遅れる場合もあり、時間は当てにならず覚悟はしていたが、駅員に聞いたら20分の遅れで列車が到着するらしい。
たった20分しか遅れてないのが信じられない。
マンガロールからの列車がホームに入ってきた。
photo3
photo4 しかし2等は超満員だ。なんとか乗り込めたが車内の奥へは入れない。トゥリヴァンドラムまでは45分なので少しの我慢だ。

インドの電車は途中から乗って座れることはまずない。予約なしで乗ると悲惨だ。

0024. まえだまさとし 2009/02/18_18:37:13
photo1  6時半にはトゥリヴァンドラム駅に到着。

もう日は暮れてしまった。
photo2 駅前の比較的快適な宿に泊ることにした。

日本円にして1000円くらい出せば、テレビや蚊取りマットが完備している。
photo3
photo4

0025. まえだまさとし 2009/02/18_18:38:03
photo1 インド最後の食事はまともなものを食べることにした。ビーチにいたらつまらないものに高い金を出していただろうが、インド人の町に来るとちょっとしたレストランで豪華な食事ができる。

近くの中級ホテルのホテルにレストランでタンドリーチキン(ハーフ)とマトンカレー、ナン、これにミネラルウォーターとラッシーをつけて253ルピー(500円)だった。
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0026. まえだまさとし 2009/02/18_19:37:29
photo1 (1月10日)

朝、滞在したトゥリバンドラムの宿。
photo2  昨日食べ過ぎた。でもしっかり朝食を食べることにした。エッグマサラ。
photo3  空港までは近いので9時前にチェックアウト。オートリキシャで空港に向かった。6キロということだが、途中海岸線を走ったり風光明媚な雰囲気ののんびりした街道の先に空港はあった。地方空港なので空いているだろうと油断していたが、結構混雑している。出発便も中東方面にたくさんあり、予想以上に賑やかな国際空港だ。
 ドバイ行きもガラガラだと思っていたが、チェックインカウンターにはそれなりに人が並んでいる。出国審査はすぐに済み、搭乗口へ進んだ。この空港はこんなに急激に乗客が増えると想定していなかったのか、搭乗口周辺は座る場所もないくらい大混雑だ。
 エミレーツ航空は11時発。これから乗る飛行機が見える。
photo4 ボーディングブリッジはないのでバスに乗せられすぐ近くの駐機場へ運ばれた。

向こうにはトゥリバンドラム空港の建設中の新しいターミナルビルが見える。

0027. まえだまさとし 2009/02/18_19:39:26
photo1 ドバイへはデリーから到着したときと同じA330型機で、南インドの地方都市にまで最新鋭の翼を飛ばしているところがエミレーツ航空らしい。それにしても1日2便ある中型機は超満員だ。ツーリストもいるが大半は出稼ぎ労働者なのだろうか。

この機材はファーストクラスも設置されているがビジネスクラス同様あまりレベルが高いシートとは言い難い。エコノミーは他の航空会社に比べレベルが高いのでエミレーツ航空は上級クラスには乗らない方が良さそうだ。
photo2 離陸後機内食が出た。

インド風のチキンカレーでデザートなどもすべてインド風だ。

そのまま3時間ほどでドバイ国際空港に到着した。タラップを下りているときインドで過ごした16日間が一瞬で過ぎ去ったような不思議な気分になる。とにかく何事もなく戻ってきたのは幸いだ。


ドバイ滞在は別のスレッドで紹介します。
【終わり】
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